LIFE is Journey

-人生とは死ぬまでの暇つぶし-

スポーツ環境

7日間もあったはずの年末年始休暇もあっという間に過ぎ、本日最終日でした。

 

少しずつ生活のリズムを取り戻すべく6時前には起床、コンビニまで散歩してきました。そこでスポーツ新聞を買い求め帰宅という謎行動、手にした紙面の1面トップはやはり箱根駅伝三連覇の青山学院が飾っておりました。

 

青山学院原監督

日刊スポーツとスポーツ報知という2紙を購入してきたのですが、どちらも区間タイムやゴール後の談話などを交えて、この2日間の出来事を詳細に報じておりました。関東の大学のローカル大会のはずが、もはやTV中継をカネのなる木なんでしょう。そんなうがった見方をしながら紙面を読み進めました。そしてその中で最も印象に残ったのは日刊スポーツが掲げた

 

「理不尽な上下制度 奴隷的指導を排除し勝つ組織に」

 

という見出し。大手町のゴール直前の写真の上に踊っておりました。

 

www.nikkansports.com

 

これは個人的には大いに納得できるところでした。なぜなら学生スポーツは学校教育の一貫という名のもとに、過剰な上下制度がこの21世紀にも生き続けているのは周知の事実だから。

それを仕方がないというひと言で片付けるのではなく、そろそろ改善しないとマズイだろうということ。それを青山学院という舞台で実践しているのが原監督なんですよね。

 

負の連鎖

自身のことを振り返れば中学時代に所属していた野球部では、理不尽なシゴキが存在していた。殴る蹴るは日常茶飯事、正直なところ野球をやるどころではなかった。

その殴る蹴るという理由も「俺が先輩に殴られたから、オレが上級生になったら殴るのは当然の権利」という鬼畜な負の連鎖の論理なんです。この世界のどこを探しても、殴られるという行為が好きな人間は存在しないはず。

その自分がイヤであった行為を他人に向け行うという行為は、人間的にも最低の行為だと思うのです。

残念ながら20世紀終盤はそれが当たり前のように行われていたのだ。お互いに疑問とも思わずに、ただそろそろそんな精神修練を改め純粋にスポーツをしよう、競技能力の口上をしようということなのです。

 

球拾いしても野球は上手くならない

運動部の門を叩く人間は競技自体がやりたいわけなんです。具体的に言えば野球の練習ががやりのであり、球拾いがやりたいわけではありません。もっといえば球拾いをしていても、絶対に野球の技術は向上しません、だからそのような精神修行を強いるような制度は根絶していくべきでしょう。

 

サッカーに関しては部活以外にクラブチームという選択肢も存在します。クラブチームに所属するにはある一定のレベルを求められるでしょうが、純粋に競技に打ち込みたいという人間はこっちらの門を叩くのではないでしょうか。

 

甲子園だけが全てじゃない

あとは純粋に競技を楽しむという少し緩い環境での部活は無理なのかなと思います。甲子園を目指すのだけが、高校生の野球ではないと思うのです。チームの中でプレイを楽しむそん環境がそろそろ日本にも現れないかなと期待しています。

それこそJリーグが目指す百年構想と合致する部分かもしれませんが。

 

Jリーグ百年構想とは:About Jリーグ:Jリーグ.jp

 

私が生きている間に実現するかのは難しいですが、なんせ百年構想ですしね。みんなが楽しくスポーツを出来る環境が整えば良いなと考えた正月4日目でした。